生卵が食べられない⁈

日本では生卵を食べるに何の抵抗もない人がほとんどですが、アメリカでは生卵を食べることはかなり特殊な行動だと思う人が大多数のようです。

映画『ロッキー』で生卵を飲むシーンがありますが、あのシーンを見て日本人はロッキーは精力をつけるために生卵を飲んでいるのだな程度に感じるのでしょうが、欧米人にとってあれはとても奇異に映るようです。アメリカ人も大部分の人がスシ（Sushi）を食べるのですが、私の知っているアメリカ人の中には、「生の物を食べるなと教育されて育ったので、今でも刺し身や寿司は食べられない、生卵を飲むなんて論外。生卵を飲むのはロッキーだけだ。」と言っている人もいます。

アメリカでも鶏卵（卵）は、普通にスーパーなどで売られています。しかし、サルモネラ菌がいる確率が日本よりはるかに高いので生で食べない方が良いと言われています。

サルモネラ菌に感染している確率は、普通の卵で約23％、有機農法によるものでも約4％という話も聞いたことがあります。どの程度数値が信用できるかはわかりませんが、日本の卵よりも格段に高い確率でサルモネラ菌に感染しているのは確かそうです。

私がアメリカに来てから生卵を食べたのは、何年か前に日本人の知り合いが自宅に招待してくれた時にすき焼き用に出して頂いたものだけです。その方が食べて今まで一度もあたっていないので大丈夫だと薦められたので、多少不安もあったのですが食べました。その時は、普通に美味しく食べられ、幸い腹痛などもありませんでした。

しかし、それ以来アメリカでは生卵を食べていません。今でも、生卵を食べるのは日本に帰った時だけにしています。